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2018/09/01

Press Release

アドダイス株式会社と業務提携。自律型AIを用いたDX推進を強化

プリントソルブアジア株式会社(以下「当社」)は、独自開発の「自律型AI」を核としたソリューション提供と導入支援コンサルティングを行うアドダイス株式会社(以下「アドダイス」)と業務提携を締結致しました。

業務提携の背景

アドダイスは、独自開発の「自律型AI」「自立型 AI」を主要なソリューションとして、企業の DX を支援するスタートアップ企業です。

注目すべきは、専門家の判断・措置を AI が学習する特許技術の保有です。これにより熟練作業 者の勘や経験等の「暗黙知」が見える化され、属人的であった業務の平準化、生産性の向上、技術革新の基盤整備を図ることができます。

更に、これらのAIはPCのブラウザ等で学習・評価・運用まで簡単に行えるため、AIの専門家を継続的に必要としません。ユーザーだけで継続的にAIの精度を維持向上できるため、低コスト、短期間での導入が可能となります。

本業務提携は、当社の持つDX戦略立案のメソッドと、アドダイス独自技術である「自律型 AI」から生まれたソリューションを掛け合わせ、Society 5.0の実現を目指したDXをより一層推進することを目的としています。

業務提携で取り組んでいく内容

今回の業務提携により、当社はアドダイスが提供する様々なDXツールの導入支援を致します。アドダイス独自のソリューションの一部を以下で紹介させていただきます。

【アドダイス:ソリューション例】
『HORUS AI』/外観検査・目視検査・画像検査 AI
『HORUS AI』は、ベテラン目視検査員の経験知としての判断を、画像を基に深層学習することで、 AI判断が可能になります。 ベテラン検査員の「長年の勘と経験」から生まれる高度な検査判断をシステム化することは難しく、目視検査にAIを導入することはハードルが高いと長年考えられてきました。
ですが、『HORUS AI』は深層学習技術を利用し、プログラムレスでAI学習を行い、目視検査のA I判断の基準を可視化できます。現場の判断基準に合わせて判断結果を可視化し調整することが可能となっており、人の感覚に沿った“ちょうど良い検査基準”を実現します。(アドダイス特許) 導入により、従来の人による目視検査に起因する「見逃し」「判断基準のばらつき(人の体調や目視検査員の違い等)」がなくなり品質向上が図れます。自動化により人員体制に依存しない24時間稼働も実現できます。

『ResQ AI』/医療AI
『ResQ AI』は、ウェアラブル端末で得たIoTデータの共有の仕組み等により患者情報を適切な診断支援を可能とすることを目標にした診療データ共有ツ―ルです。収集したデータをリアルタイムで解析し重症度・重症化リスクを客観的に点数化したResQスコアを提供し患者施設間搬送を支援するトリアージAIの研究を進めています。アドダイスが産業界や医療業界で培ってきた画像診断と関連情報を総合的に解析する技術を利用しています。
『ResQ AI』は現在、新型コロナウィルス感染症による病床逼迫やPCR検査とPCR検査の間の谷間を埋める常時モニタリングなど医療上の課題解決のために改良を進めています。しかし、単なる「対新型コロナウィルスのAI」ではありません。遠隔診療、地域医療の活性化、医師の働き方改革など、「医療をDX」する新時代の医療プラットフォーム AI ともなりうるものです。将来的には、心疾患などの慢性疾患に幅広く対応していくことを目指しております。

『SEE GAUGE』/施設管理、予兆制御AI
『SEE GAUGE』は、施設管理での制御と監視のAI化を実現する「予兆制御AI」です。 従来は施設管理システムの操作ソフトが入ったコンピュータでオペレータが手動で行っていた操作をAIで自動化します。また、設備の不具合などの兆候を捉えます。温度、湿度、荷重、振動等センサーにより得られたデータと実際に行った操作および起こった現象とを突き合わせてAIで学習させます。従来の監視体制で必須だった「制御コンピュータのモニターの前にオペレータ24時間張り付け」を不要にしました。また、「突発的な設備故障」として扱われていた事象の予知・予防を可能としました。 (アドダイス特許) 既存設備に物理的な変更を加えず、ソフトを導入するだけで利用できることが特徴です。

『Bee Sensing』/農業系AI
『Bee Sensing』は、養蜂業者にとって負担である巣箱の管理と、遠く離れた養蜂場の巡回を軽減するシステムです。巣箱に設置したセンサーで取得したセンシング情報(温度・湿度)と病害虫 の発生や女王蜂の有無などをクラウドのAIでナレッジ化し通知します。アドダイスが開発した、SoLoMoNデバイスと呼ぶキットを管理対象に取り付けるだけで、センサーデータと業務管理スマホアプリの登録データをAIにより機械学習させ、作業品質を保ちつつ作業負担を軽減する仕組みであるため、養蜂業だけでなく他の業務にも応用可能な技術です。
以上のアドダイス独自技術である「自律型 AI」から生まれたソリューションは、現在、半導体、食 品、鉄道、医療、自治体など様々な分野で実績を挙げています。また、当社はこれまで、通信、金 融、半導体、ゼネコンなど様々な業界の企業様において、DX戦略構築のプロジェクト実績があります。
今回実現した協業によって、幅広い業界・業態のお客様のDX戦略の上流から下流までの工程をワンストップでサポートできる体制になり、新規顧客開拓並びに既存クライアント企業様の更なる成長へと繋げます。

株式会社アドダイス 概要
本社所在地:東京都台東区上野 5-4-2 IT 秋葉原ビル1階
HP:https://ad-dice.com/
創立:平成17年1月24日
代表者名:伊東大輔
事業内容:人工知能を用いた業務管理サービスの提供、導入支援コンサルティング

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